寒くなると「鼻づまり」を起こす理由

寒くなって、「鼻づまり」を感じる方は多いのではないですか。

ちなみに、寒いときに「鼻づまり」を起こすのは、本来の鼻の働き(生理現象)です。

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そもそもの鼻の働きを整理してみましょう。

1、冷たい空気が、肺にいかないように温める(加温)
2、乾いた空気を、適度な湿度にする(加湿)
3、ホコリやゴミを取り除く(フィルター)
4、匂いを感じる
5、声の音を共鳴させる(鼻が詰まった声、鼻に抜ける声)

鼻は、肺に適度な空気を送るために重要な役割をもっています。

では、冬の「冷たくて」「乾燥した」空気が入ってくることを想像してみてください。

いつも以上に、

1、温めて
2、加湿して

あげる必要がありますよね。

そうなると、鼻は、鼻粘膜を膨らまして、鼻の中を空気が通りぬける時の空気抵抗を増やします。

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これが「鼻づまり」です。

つまり、肺を守るための「鼻づまり」なのです。

でもですね、この肺のための十分な加温・加湿は「鼻呼吸」だからできることで、「口呼吸」ではできません。

「口呼吸」を長く続けていると、口の中がカラカラになるように、肺にもカラカラの空気を送っていることになります。

「口呼吸」は、肺炎など呼吸器の病気を招いてしまいます。

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まとめると、寒いときの「鼻づまり」は、肺に送る空気を温めて加湿してあげるための自然現象です。

ですが、鼻で全く呼吸ができないほどの鼻づまりは異常ですから、その鼻づまりは解決する必要があります。鼻呼吸できないほどの鼻づまりはご相談くださいね。

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