症状を悪化させない「理想の湿度」とは?

副鼻腔炎

理想の湿度ってご存知ですか?

すっかり秋めいてきて、むしろ寒いと感じる日も多いこの頃ですが、夏から秋になると大きく変わるのが「湿度」。紅葉が進むにつれて空気も冷え込み&乾燥が進みます。

梅雨の時期のようにジメジメとして湿度が高いと、脾胃が弱り、痰湿といって老廃物をため込みやすくなります。痰やネバネバした鼻水などが多い傾向に。

逆に乾燥してくるこの時季は、粘膜の乾燥による症状の悪化がみられます。咳、鼻詰まりなどの症状で来院される方も増えてきました。

タイトルにも挙げた「理想の湿度」は意外と知らない方も多いかもしれません。

適切な湿度は「40%~60%」と言われています。

この頃、油断していると湿度30%を切っていた…なんて日も少なくありません。(湿度計を見て慌てます💦)

体に、こんなサインは出ていませんか?


・肌の乾燥

化粧水をいくら塗っても、ぐんぐん吸い込む……という日はありませんか?手がカサカサしたり、痒いなども乾燥からきていることがあります。

・喉の乾燥

朝起きて喉が痛かったり、風邪でもないのにイガイガしたり、声が枯れるなど。

・目の乾燥、ドライアイ

体からのサインが出ている方は、早めに対処しましょう。

乾燥を放っておくと…

・後鼻漏
・咳
・上咽頭炎

など、粘膜にも影響が出てしまいます。

加湿器をつけて50%前後に調整し、心地よく過ごしましょう。

また、加湿することで体感温度が上がるので、寒さ対策にもなりますよ。

鼻うがいで鼻腔の加湿を。

生理食塩水で行う鼻うがい鼻洗浄スプレーは、乾燥した粘膜を潤すのにも役立ちます。乾燥による症状悪化を防いで、冬に備えていきましょう!

11月、12月は一年の疲れが出やすいので、しっかりと睡眠、栄養をとって身体を労わってくださいね。

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