足のセルフケア第二弾！『コロコロ棒』

2023.07.13

前回のブログでは足のセルフケアについてご紹介しましたが、今回は『コロコロ棒』を使った足のセルフケアをご紹介します！
今回のブログもYouTubeと連動しておりますので、どうぞ合わせてご覧ください。

当院には副鼻腔炎をはじめ鼻の症状でお困りの方が多数いらっしゃいます。
それなのに、なぜ足のセルフケアをご紹介するのか。
理由をお伝えします。

本治と標治

東洋医学では『本治』と『標治』という考え方があります。

本治：根本的な原因に対する治療　　　標治：表面化している症状に対する治療

木で例えると、本治は根っこの部分、標治は枝葉の部分に当てはめることができます。
根っこの部分に水や栄養分を与えないと、キレイな枝葉は育っていきません。
また、いくら枝葉の部分を美しく整えても、根っこの状態が悪ければすぐに枯れてしまうでしょう。
表面化している部分だけを治療しても、根本的な原因を治療しないと同じ症状を繰り返してしまいます。

副鼻腔炎、鼻づまり、匂いがしない、などでお困りの場合、
標治は症状が出ている鼻の周囲を刺激する治療となります。
一時的に症状が楽になることもありますが、長期的な改善に繋がりづらいです。

では、本治を考えるとどのような治療になるでしょうか。
なぜ鼻に症状が出ているのか、鼻水・鼻づまりが起きてしまうのか、
その人の体質、生活習慣（食生活、仕事、運動量、生活環境など）から考えて、症状の改善につながるように全身を治療することが本治となります。

標治と本治、両方にアプローチすることが長期的な改善に必要なのです。

なぜ足を刺激するのか

鼻に症状が出やすい方の中には

胃腸が弱い
風邪をひきやすい
甘いもの、脂っこいもの、小麦製品を好む
ストレスが多い環境
運動不足

などが背景にあることが多いです。

これらの要因が複雑に絡み合い、
胃腸機能が低下し、体内に余分な水分が多くなる
→下半身は冷え、鼻を中心に頭部が熱っぽくなる（ほてる）
→鼻水の増加、足のむくみ・冷え、下痢
といった症状につながっていると考えられます。

その場合、足をしっかり刺激すると
■上部にある熱が下がってくる
　→ 足に血液が集まることで暖かくなり、体内の熱のバランスが整いやすくなる
■胃腸の反射区（土踏まず）を介して、遠隔的に胃腸機能の改善に働きかける
　→ 消化吸収、余分な水分の排出を促す
■足の指など小さい筋肉が緩み、歩きやすくなり、良い姿勢が作りやすくなる
　→ 特に後鼻漏は姿勢が良くなると症状の改善につながることがあります！

では、早速『コロコロ棒』を使ってみましょう！

『コロコロ棒』の使い方

①土踏まず

反対の手で持って、痛気持ち良い強さでコロコロしましょう。
床に置いて、その上に足を置きます。自分の体重をかけながらコロコロ〜

Point! 土踏まずは胃腸と関係するゾーンです！しっかり刺激しましょう。

②指の間

指と指の間に差し込んで、縦方向に動かしたり、回転させたりしてコロコロしましょう。
Point! 慣れるまでは痛みを感じる場合があります。無理せず少しずつ刺激していきましょう。

③かかと周り

足の裏、内くるぶし・外くるぶしの周り、アキレス腱の下の方など、かかとをまんべくコロコロしましょう！

他にも、足の甲や側面など、気持ち良い強さでコロコロしてみてください。
足の指の開きやすさや、立ち上がった時に指先でしっかり地面を捉えられるような感覚を実感していただけると思います。歩きやすくなり、良い姿勢を保ちやすくなりますよ。

症状の改善に向けて

もちろん、これだけですぐに症状が改善するわけではありません。
食生活など生活習慣の改善も同時に取り組んでいただくとより一層効果的です。日常的に取り入れていくことで、根本的な体質改善につながります。

当院の鍼灸治療は鼻の周囲だけでなく、一人ひとりに合わせて胃腸機能の改善や、首こり・肩こりなども同時に治療し、症状の長期的な改善を目指します。

鍼灸治療に足ツボ経絡オイルマッサージのメニューを付け加えると、集中的に足の刺激が出来るので今回ご紹介したセルフケアをより強化した施術をご提供できます。
【副鼻腔炎に対する鍼灸治療＋足ツボ経絡オイルマッサージのご予約はコチラからどうぞ⬇️】
赤坂サロン：https://www.shinq-yoyaku.jp/salon/31606
中野サロン：https://www.shinq-yoyaku.jp/salon/33981

『コロコロ棒』は当院のオンラインショップでも購入可能です🦶
（ハチドリ鍼灸院の店頭でもお求めいただけます✨）
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